AKEINS REPORT

桑田佳祐のCanon FMワンダーランド〜やさしい夜遊び〜
10周年記念ライブ at TOKYO FMホール 2005/4/16

毎週土曜日23:00よりTOKYO FM系全国ネットで生放送されている「桑田佳祐のCanon FMワンダーランド〜やさしい夜遊び〜」が今年の春に10周年を迎えました。サザンの新曲がどこよりも早くオンエアされ、リスナーとの生電話や生唄コーナーがあったりなどサザンファンにとっては生唾モノの1時間番組です(注記しておきますが、下ネタ比率がかなり高いです)。

そんな「夜遊び」が10周年記念にライブをする・・・その一報を風の噂で聞いた僕は早速参加希望メールを送りました。実は「外れるのが当たり前で当たったらラッキーだと思うくらいがいいんじゃない?」と当初は思っておりまして。。今までこういった限定ライブに当たったことは一度もなかったですし、「当たる」なんてことは想像すらもできませんでした。数日後には応募したこと自体もすっかり忘れちゃってたくらいです。

そして奇跡は起こります。4月12日、学校から帰ってきた夕方6時すぎのことです。メールボックスをチェックしていると「【当選!!!】夜遊びライブ」という俄に信じがたいサブジェクトのメールが届いているではありませんか!これを見た瞬間は興奮が止まらなく・・・なにせ7年半ファンをやってきて初めて間近で桑田さんを見れるわけですから!!原坊とムクちゃんは公開生放送で見たことがあるんですが、桑田さんは一度もありませんでした。僕にとって桑田佳祐というのはものすごく大きな存在です。そんな憧れの方に逢えると思うと・・・

--- いよいよ当日。こういったイベントものの前日というのは寝れないのが普通なのですけど、金曜日は朝から夜まで学校がかなり忙しかったせいかベッドに入ると同時に眠りに就いている自分がいました。13時頃に京都を出て新幹線で一路東京へ。当日の東京の天気は雨こそ降らなかったものの曇りだったことを覚えています(天気予報を見たら降水確率80%と書いてあったんで、快晴の京都から傘を持っていったのに・・・)。

この日はライブ前に渋谷でAKEINSプッチオフをやっていました(単なる飲み会)。渋谷ハチ公前で待ち合わせて、居酒屋でちょっと一杯やっただけなんですけど、このときからすでに緊張感が止まらなく。。別に演目をやるわけでもない聴衆の一人なのにも関わらず、会える嬉しさのあまり心臓の音がバクバクと加速していきます。

プッチオフを終え20:30頃に半蔵門に着いてまずはホテルにチェックイン。外は結構寒かったです。一緒に行った子と「さぁT-FMはどこだろう?」と探すものの、道案内が不親切で逆方向へ行きかけてしまいました・・・何気に道を歩いていると、あれっ?どっかで見たことある人たち??・・・「こんばんわぁ」とおっとやってきました関西のサザンファンの方々!!そしてTOKYO FMに着いたらあちらこちらで「はじめまして○○です」「あのときの○○の方ですか!」など挨拶のオンパレード・・・僕も話しかけまくってましたが、サザンファンという一つの共同体で絆がつながっている感じがしてとても嬉しかったです。

TOKYO FMは内堀通りにあり、真正面は皇居です。ここが放送局なんだ!というオーラはあまり出ていません。もっといえばfm osakaのほうが遙かにオーラが出ています。21:00開場だったのですが、最初は雑然と人々は分散していて、次に係員から整理番号別に呼ばれて整列していきました。僕は100番台後半でしたので、真ん中よりもちょっと前くらい?胸の高鳴りと共にホールの中へといよいよ入場。まず始めに整理番号と名前の確認をして、桑田さん直筆のポストカードが手渡されました。そういえばフジテレビやオノ・ヨーコからも花束が来てましたよぉ。あと関係者の方もちらほらと・・・

TOKYO FMホールは・・・最初入ったときはびっくりしました。なにせどこにでもあるような公民館の舞台と全く同じキャパなのですから。そういえば昔、通っていたピアノ教室の音楽発表会はこんな大きさでやったような・・・それほど小さいんです!!普通のライブでこれほど小さなキャパはまずあり得ない。とにかくめちゃ近い。僕はちょうど見やすい位置をゲットしまして、待ち時間はずっと周りの人と談笑をしていました。

22:10頃、あのテーマ曲がいきなり流れてアフロヘアーに金ブラのマネージャー米谷さんが登場!!カンペを持っていた手がちょっと震えていたような印象を受けました。まずは今回のライブにおける注意事項がいくつか読み上げられます。生放送です。全国放送です。そして話は終電案内へ・・・

米谷「半蔵門線の終電、0時01分発、おしがみ行き」
みんな「えっ?違うよ違うよ?? ”おしあげ”だよ〜」
米谷「あっ、すいません。”おしがみ”行きですね。」
みんな「いやっ違う違う違うって!!」

・・と、関西人の僕にはツッコミできない東京ローカルネタで米谷さんはタジタジになっていました。そして次は会場の空気を温めるためプレゼントコーナーがスタート!!整理番号が銘記された紙が入っているボックスから1枚ずつ米谷さんが番号を引いていく形式です。アミューズやビクターがスポンサーになってサザングッズやギターが・・・そして太っ腹だったのが我らがTOKYO FM!なんとプロ仕様のキーボード3つ!!当日、片山敦夫さんが使ってたのと全く同じやつです。

そこでちょっとしたアクシデントが・・・なんと連番でご家族の2人が当たったのです!すごい強運!!この事態に別のスタッフから物言い(?)がついて、連番の方が当たった件についてはもう一回やり直すことになりました。僕はかすりともしませんでしたが・・・ラストは番組のメインスポンサー:Canonのデジカメ。

最後は客からのリクエスト(←僕の左隣だった人)によって、急遽マネージャー賞も・・・当たったのが僕の前の女性の方で、双方ともリアクションに非常に困っていたことを記憶しています。そしていつの間にか「米谷脱げ!脱げ!脱げ!脱げ!」コールが・・・米谷さんはかなり焦っていました。さすがにアドリブまでは慣れていなかった・・・

そんなこんなで終わったのが22:35ぐらい。これから本番まで胸の鼓動が止まらない時間を送ることとなります。まずはロビーに出てトイレに行って少しばかりの空気の転換。改めてありえないキャパシティだなと痛感。会場いっぱいに人が詰まっているわけではなく、オールスタンディングなのだけども後ろのほうは全然余裕があって、息苦しいということはなかったです。

僕の周りはサザ友さんで占められていました。「Kei、倒れるなよ」「緊張しすぎだぞ」「もし桑田じゃなくて違う人出てきたらどーする?」と冷やかしの言葉が・・・最初は受け答えしてたんですが、10分前、5分前と近づくにつれ、だんだんそんな余裕もなくなってきて祈るような気持ちでステージをずっと見つめていました。またTOKYO FMホールは右上にデジタル時計があって、イヤでもリアルな時間に気付かされる・・・とにかくものすごく緊張してきて(この待ち時間ってイヤですね)、いよいよ待ちに待った本番の時を迎えます。緊張はこのときすでにピーク。

そしてついに23:00!あのテーマ曲と共にラジオでオンエアされている本放送が会場にも流れます。しかしまだ桑田さんやメンバーの方々はステージに出てきません。そして会場からは鳴りやまぬ「桑田!桑田!桑田!桑田!」の桑田コールが!!僕も「桑田!桑田!」って叫んでましたけど、あのときの興奮振りというのはそれはもう凄まじいものでした。「早く出てきてー!!!」みたいな感じで気持ちが落ち着くときがなかったです。

そして!2つ目のCMが始まったとき、ついに!!ついに!!!サポートメンバーと共に桑田佳祐登場!!!おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!衣装は黒のTシャツで髪はちょっとばかり染めていました。いつもテレビやDVDで見ている桑田だーーーー!!!!!!!!ってことで興奮は最高潮。本放送のCMが流れているときに桑田さんは何か軽く挨拶していたんですけど、あまりに場内の歓声がすごすぎたため何を言ってるのか聞き取れませんでした。距離近すぎだって!!

例のジングルが流れて、上手い具合にMCが本放送とリンクされていきます。僕は何が何だかわかんなくて、というかこの場にいる自分が信じられなくてただ呆然と立ちつくしていました。桑田が持つ空気に圧倒されてしまいました。そして1曲目のイントロが・・・最初は洋楽だと思いこんでいたんで「♪熱い砂のステージで〜」と聞こえてくると「えっ?マジで??」って感じで思わず感動。インパクトが強烈だったんでこの曲を聴けばこれからこのライブを思い出しそうな予感。。

真ん中に桑田、右に斎藤誠、左に片山敦夫、桑田と片山の中間の後ろに琢磨仁・・・という配置です。琢磨仁さんはものすごく年とったなぁという印象。誠さんと片山さんは実は先月あった神戸チキンジョージでのライブにてすでにお会いしているんで、「あのときと変わらない〜」といった印象が強かったです。左ステージでは落語の演目みたいな感じで縦書きの曲タイトルが次々とめくられていきます。

いつものライブと違って音響ガンガンではなくて会場内の音がちょっと小さかったのが印象的でした(たぶん放送の関係上なのでしょう)。『経験』では米谷さんが片山敦夫の後ろで前説と同じ衣装を着て踊っていました。途中あったメンバー紹介で新しいパーカッションの人を紹介していて・・・これがまたかわいい人で・・・・毛ガニ−またろう系な人が出てくると思っていただけに彼女の持つフレッシュさにかなりびっくりしてしまいました。

そして決めポーズがかなりかっこいい!!テレビ中継は入っていないんですけれども、曲の終わりとか間奏へいくところとか毎回ものすごく絵になるポーズというのをやっていて、スターの貫禄というのを感じることができました。表情もテレビとかでよく見る決めフェイス!!僕のアイカメラは桑田独占だったんで、はっきりと覚えています。

たくさん曲をやりましたが、印象に残ったのは『ラブ・イズ・オーバー』・・・しびれた。これはすごかった。桑田佳祐が発する”声”というのは声帯情報がものすごく多くて、他の人の”声”よりも数百倍も圧倒されちゃいます。もともと僕は”声”からファンになっていった人なんで、生で聴いて改めてその魅力を体感しました。「♪あたしはあんたを忘れはしない 誰に抱かれても忘れはしない」・・・終わった後もここのフレーズだけずっと脳内リフレイン・・・

『波乗りジョニー』・・・個人的にこれは嬉しすぎでした。この日は波乗りジョニーの水色のTシャツを着て行っていたので余計に感激!!間奏のところで桑田さんがスタンドアップしてギターを弾くんですけど、もう「ぉぉぉぉぉぉ!」って感じで!!(追記:改めてラジオ音源を聞いてみるとスタンドアップしたのはこの曲ではなく次の『いなせなロコモーション』でした)「♪だから好きだと言って天使になって〜」のトコなんて思いっきり飛び跳ねて手拍子をしていました。

『いなせなロコモーション』が終わり、いったんメンバー全員帰ろうとしたらまた戻ってきて・・・「もう一曲やってもいいですか〜!」と桑田が叫びます。そしてアコギ(今回のライブの桑田さんはオールノンスタンディングギター)が流れます。今回の曲のほとんどは原曲と違ったイントロで演奏されていたので「♪恋をしていたのは〜」と歌い出すまでは何の曲なのかわからなかったです。最後の「♪心にしむ恋は今宵悲しく〜」の部分は実は今回のライブ用に変えられていたのですが、この歌詞は行った人だけの秘密ということにしておきましょう。

「10年間、本当にありがとうございました」とものすごく丁寧にお辞儀していた桑田さんが印象的でした。こっちまで恐縮してしまうくらいに・・・最後はサザンのライブでもお馴染みの手挙げ。そして後ろに振り返って麦茶を飲んで、おっとくるか水??と思っていると、「暑くないか〜??」ってことで最前列の人に桑田さんはタオルを渡していました。この瞬間、みんなが揃いも揃って前に押し寄せて(僕もその一人ですが)桑田に急接近しました。これは人生の中でも指折りの興奮した瞬間。もう少し、あと少しで届くぐらいの距離に桑田さんがいて、もうちょっと整理番号が若かったらなぁ・・・とちょっと後悔。その後に僕は思いっきり桑田さんに聞こえるように渾身の力を込めて「ありがとうございました!!!」と叫んでいました。こんなに楽しい時間を過ごせたことにとにかく感謝の気持ちを伝えたくてめちゃ大声で叫んでみましたが、聞こえていると嬉しいです。

「サザンはいま引きこもっていますが・・・」と最後に桑田さんは言っていました。「今年は今まで行ってないとこ、たとえば青森とか・・・」とツアーを匂わせる発言もしていました。2005年、サザンオールスターズの活動はこれからが本番です!!

P.S. こうやってセットリストを眺めてみると、AAAでやった曲もあれば全然知らない曲もあり・・・ちなみに会場の年齢層は若干高め(親世代?)です。同年代はほとんどいなかったといっても過言ではないでしょう。ライブ直後の飲み会で早速ラジオのオンエアを聴きましたが、M7は途中から、M13・M14は未放送となっていました。

【セットリスト】

  1. 涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜(サザンオールスターズ)
  2. プカプカ(西岡恭蔵)
  3. 経験(辺見マリ)
  4. 夕陽が泣いている(ザ・スパイダーズ)
  5. 蒼い星くず(加山雄三)
  6. Bye Bye My Love(サザンオールスターズ)
  7. 八月の濡れた砂(石川セリ)
  8. いいじゃないの幸せならば(佐良直美)
  9. リンゴ追分(美空ひばり)
  10. ラブ・イズ・オーバー(欧陽菲菲)
  11. ROCK AND ROLL HERO(桑田佳祐)
  12. 波乗りジョニー(桑田佳祐)
  13. いなせなロコモーション(サザンオールスターズ)
  14. Oh!クラウディア(サザンオールスターズ)

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