AKEINS REPORT

サザンオールスターズ年越しライブ2004-2005
暮れのサナカ

2004年12月28日(火) in 横浜アリーナ
開演:19:09 終演:21:29

    〜セットリスト〜

  1. DING DONG(僕だけのアイドル)
  2. フリフリ'65
  3. マンピーのG★SPOT

    【MC】

  4. 彩〜Aja〜
  5. OH,GIRL(悲しい胸のスクリーン)
  6. さよならベイビー
  7. EMANON
  8. SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜
  9. 湘南SEPTEMBER
  10. 素敵なバーディー(NO NO BIRDY)

    【MC&メンバー紹介】

  11. メリケン情緒は涙のカラー 
  12. 港町十三番地 
  13. 別れのブルース 
  14. 恋の女のストーリー 
  15. ブルーライト・ヨコハマ 
  16. 伊勢佐木町ブルース 
  17. 恋人も濡れる街角 
  18. LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜 
  19. 君こそスターだ
  20. 夢に消えたジュリア
  21. ミス・ブランニュー・デイ
  22. マチルダBABY
  23. HOTEL PACIFIC
  24. 愛と欲望の日々

    ※横浜探偵物語メドレー
    〜ENCORE〜

  1. 女呼んでブギ
  2. 匂艶THE NIGHT CLUB

    【MC】

  3. 赤い靴〜みんなのうた

 

サザンと出逢って、サザンを好きになって、早7年の月日が流れました。そんなサザンを生で感じることができるのがLIVEです!LIVEは毎年1回年末に行っていて、今年も(ものすごいチケット争奪戦でしたが)運良く行けることになりました。去年も一昨年も3年前もソロライブだったので、サザンのライブは実に4年ぶりとなります。

前に横浜アリーナへ行ったのが2000年の年末。当時はまだ17歳でした。ちょうど大検の予備校に入った直後ぐらいで、ものすごくミクロな世界で生きていた自分・・・高校生と違って自分でレールを敷いて進んでいかないとそれこそ人生が終わってしまう。まさに一寸先は闇という状況において必死で食いつくように生きていた時代・・・あれから4年。これだけ可能性に充ちた現在を過ごせているのもここまで這い上がってこれたのもサザンのおかげであります。「ありがとう」という気持ちをどうしてもサザンのみなさまにはお伝えしたかった。

ファンにとってはサザンと時間を共有してるだけでとにかく嬉しい。席なんて正直毎回遠い場所なんですけど、頭の中でメンバーと同じ風景を描いているだけで嬉しいものです。一番好きな人たちが目の前のステージにいるわけですから。そりゃあもう言葉では表せないほどの感動があります。桑田さんの”声”というのは如何なるものをも超越するものすごいパワーを持っていて、AAAライブに至っては全然知らない曲なのにあの”声”を聞くだけで感動して思わず涙腺が緩んでしまいます。とにかく12月28日が楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。

ちょっとリッチに新幹線で横浜入りしたのが16時すぎ。駅を出た後はサザンな方々と共にレストランで夕食を囲んでいました。この日の新横浜はまさにサザンタウン!道行く人々はみんなサザンのTシャツを着ている上に、本屋さんやコンビニからもサザンの曲が普通にBGMとして流れてくる・・・会場入りしたのは18時20分ごろ。新幹線の中からずっと興奮しておりましたが、実際にあの場にいるとさらにヒートアップしてきて心の中では大変なことになっていました。ちょうどデートするときに待ち合わせ場所で相手をずっと待っているのと同じ心境。

会場では18:40頃より清水ミチコ師匠の声による『愛と欲望の日々』ダンス講座が始まります。桃井かおり→松任谷由美→デヴィ夫人→田中真紀子と時間を置いてなんと4パターンもありました。4パターンとも周りは座っているのに僕と一緒に行ったTさんだけは2人で立って踊っていたという・・・さぁそろそろ始まる!!もう興奮が抑えきれない!!客電が落ちると幻想的な音楽と共に緑色のレーザーが宙に舞って・・・LEDビジョンでは「ドウモアリガト ヨコハマアリーナ」のリフレイン。いやいや「ドウモアリガト」と言いたいのはこっちのほうでございます。。

これから一体何の曲が始まるんだろう?ドキドキ感は止まらない。もうとにかく興奮が止まらない。。どんどん拍手の波が加速していき、ついにメンバー登場!!桑田さんはTシャツとジーパンというライブでは珍しいラフな衣装でボクシングのマネをしながら登場してきました。「SHOWガハジマルヨ」「SHOWガハジマルヨ」とやたらと印象に残るあの宇宙人的な声が続き、興奮の沸点へ・・・・・・そして1曲目のドラムをヒロシさんが鳴らし始める・・・ん?このリズムはひょっとして・・・イントロが聞こえたとき、思わず「まさか!まさか!」と客席で絶叫してしまいました。そう、1曲目は実に12年ぶりの演奏となる『DING DONG(僕だけのアイドル)』。ハードな曲なのでもうお目にかかれないと思っていただけにこの曲にはかなりびっくり!!ここまでの数分ですでにお腹いっぱいの自分がいました。続いての『フリフリ'65』も久しぶりのライブ披露。もちろん合いの手もばっちし!!そして31日にはカウントダウン曲になるであろう3曲目は『マンピーのG★SPOT』。スクリーンには今までのヅラの遍歴が映し出されていましたが、ステージの桑田さんは今回はヅラなしで熱唱。水撒きも全くなくマンネリを何よりも嫌う桑田さんらしいパフォーマンスとなりました。だからこそすごく新鮮なマンピー!かっこいいぞ!!

MCではやたらとヅラを装着したお客さんが桑田さんにクローズアップされ、2004年の春を彩った名曲『彩〜Aja〜』へ。実はビクター公式HPでやっていた「2005年最初に演奏される曲は?」クイズに僕は「彩」を選んでばっちし正解していたのですが、商品は何も当たりませんでした・・・スクリーンにはJALのCMメイキング映像が。ここからは大人なバラッドがしばらく続きます。

サザンの曲の特徴はメロディとキーフレーズ(Key phrase)が情景をなだらかに描出することに尽きます。まずメロディが個々の頭の中にある想い出(又は想像上)の情景回路に、そして時折聞こえてくる印象的なキーフレーズ(ex.「四六時中も好きと言って」「見つめ合うと素直にお喋りできない」)がその情景に息吹を与えます。恋人同士が2人で川辺に座っているときに何も会話をしていないんだけれどもお互いの心や考えていることが”atmosphere”でわかりあえてしまう。そして言葉にならないくらいの大きな幸福を感じちゃう。その”atomosphere”こそがサザンの音楽だと僕は思ってます。

特に『湘南SEPTEMBER』が素晴らしかった。一つの写真がスライドのように出てきて歌詞とは別に直接的な関連性はないんだけれども聞いていると何だか心がせつなくなってくる・・・そう、まさに'03年に発売されたDVD「Inside Outside U.M.I.」のあの世界です。大人のバラッドコーナーはとっても良い雰囲気でサザンの一番の魅力がアリーナ中に醸成されていました。

ヤッチーの青木さやか、ヒロシさんのヒロシ、ムクちゃんの年末恒例プライベート3大ニュース、萩原健一ネタのMCが終わり、ライブもいよいよ中盤戦。次の「横浜探偵物語」と題されたVTRとの融合コーナーでは横浜にちなんだ曲とミニドラマのコラボレイトが続くことになります(VTRが始まる前に桑田さんはやたらと「みんな画面に注目してね」と言っていたので、相当気合の入った撮影だったんでしょうねぇ。当時はヒロシさんのWeb日記にも撮影の裏側が書かれていました)。

「横浜探偵物語」が始まってまずは『メリケン情緒は涙のカラー』から曲がスタート。4年前の年越しライブ「ゴン太君のつどい」のオープニングソングです。イントロは原曲なのですが間奏アレンジは4年前と同じだったのでなんだか不思議な感覚に陥ってしまいました。次もカバー曲が続きます。洋楽のカバーは過去の年越しにも結構あったんですけど、歌謡曲のカバーをサザンのライブでやるのは非常に珍しいです。『恋人も濡れる街角』は11年前の年越しライブ「しじみのお味噌汁」でもちょっとだけやっていましたが、もう聞けるとは思っていなかっただけに聞けて感激!!

このメドレーの中では『恋の女のストーリー』が最高でした。前後をカバー曲に挟まれてこの曲のイントロが流れたときは胸がグッときちゃいました。ちょうどスクリーンには横浜の夜景と共に「恋をしている女」と「恋をしている男」が映し出されていて、それが曲の雰囲気にすっごく合っていたので思わずうっとり・・・当分は自分の中で「恋の女のストーリー」ブームが起きそうです。そして締めは『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』。周りの観客はイントロの瞬間、総立ちしました。横浜で聞くと倍以上に味が出る曲だなとつくづく痛感。みなとみらいでデートしたくなってきた!!

横浜メドレーが終わり、海の日ライブでもお馴染みのオリンピック選手が続々とステージ上から登場・・・「きたんちゃう?きたんちゃう?」とボルテージが上がっていきます。そしてお馴染みのイントロ!聞こえてきたのはもちろん『君こそスターだ』で、オフ会でマスターした踊りを終始やっておりました。次の『夢に消えたジュリア』では頭の中が今年の夏にひとっ飛び!

さぁ次は何かな?と思っていたとき今度はドラムイントロが・・・あれっ?どこかで聞いたことあるぞ・・・そうそう4年前の夏の茅ヶ崎ライブで・・・もしかして・・・えっ?・・・やっちゃうの!?そう!!『ミス・ブランニュー・デイ』!!ライブで一番聞きたかった曲だっただけにめちゃ×2嬉しかったです。続いては『マチルダBABY』!盛り上がり曲が続きます。今回のトランペットは’80年代を彷彿とさせるアルト主体のアレンジとなっていました。なんか20代の桑田が蘇ってきそう・・・よーく考えてみるとこの2曲はどちらも20年以上前に発表された曲であり、それを何の遜色もなく普通にプレイしているサザンは本当にすごい!

HOTEL PACIFIC』では4年前の年越しと同じく暗転したステージにいたモーレツ娘の存在でイントロ前に何の曲をやるかがわかってしまいました。ファンでなくともこの曲のフリはほとんどみんな知っています。そして『愛と欲望の日々』!まるでディスコへ行っているみたいでとても楽しかった!!そしてダンサーのお姉ちゃんがいつも以上にものすごく妖艶でした。

アンコール前・・・ウエーブが3回くらい起こりました。横浜アリーナのお客さんはもうノリノリ!・・・さぁメンバーの方々が再びステージに出てきて『女呼んでブギ』『匂艶THE NIGHT CLUB』とライブではお馴染みの曲を続けて演奏していきます。すると次には「横浜だから悲しい曲で・・・」というわけで『赤い靴』が歌われました。 「おぉ、おもろい挑戦的なエンディングやなぁ」と思ってずっと聞き入っていたら気がつけばいきなり『みんなのうた』へ!!このフェイントのせいかもしれないけど、この日の「みんなのうた」はグっと心に突き刺さりました。君スタダンサーズもモーレツ娘も大奥のお姉ちゃんもみんな楽しく踊っていて、観客もみんな一斉に手を振る・・・「みんなのうた」なんてそれこそ何万回も聞いている曲のはずなのに、この日のこの曲はもう感慨無量って感じでずっと涙が止まりませんでした。

2004年を振り返ってみて、学校で出会った人達やサザンで出会った人達や運命的な出来事や楽しいことや辛いことや嬉しいことや悲しいことが・・・なんかもう一気にいろんな情景が頭の中に浮かんできて・・・どんなときでも、いつでもサザンの曲が常にかかっていてサザンに勇気付けられたり思い出を届けてくれたりしてこの1年を過ごしてきました。

「いつの日かこの場所で会えるならやり直そう」

最後に桑田さんがステージ端に挨拶に来てくださったときに、思いっきり手を振って深々と礼をしていました。絶対に見えていないと思いますが・・・とにかく楽しいライブで、ずっとずっと心に残る思い出のライブとなりました。また来年、横浜アリーナでサザンと再会できることを楽しみにこれからも毎日一生懸命生きていきたいです。サザンにいっぱい元気をもらったんで、2005年はさらに大きく夢を拡げていくぞぉぉ!!ありがとう、大好きなサザンオールスターズ!!!

 

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